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J-CPAC1日目を終えて:危機の時代の保守主義

 2018.11.17
J-CPAC1日目を終えて:危機の時代の保守主義

JCPACの初日が終了した。老若男女問わず幅広い参加を得て、イベントは盛況であった。

 

午前中の2セッションは、マット・シュラップACU議長を中心に、アメリカ中間選挙の総括など、今後のコンサバティズムの展開について、活発な議論が交わされた。午後は、減税と規制緩和の効果をめぐってミック・マルバニー行政予算管理局長の生の声を聞く機会であり、「財政破綻か、さもなくば増税か」という行き詰った議論から日本を救う道筋が示された。

 

夕方からは、東アジアの安全保障環境について、朝鮮半島の危機をめぐるセッションが2つ開かれた。韓国においていわゆる「進歩派」、実質的な左翼によって自由と安定が脅かされていることについてリアルな声が届けられ、また、朝鮮半島が4つの大国(アメリカ、日本、中国、ロシア)の力の競争の場となっていることについて、安全保障論の専門家の分析が提示された。

 

これらのセッションに参加し、いかに我々が危機的な国際環境のただなかに立たされているか、まざまざと気付かされた参加者も多かった。保守主義を活性化し、自由・民主主義陣営の連帯を強化しなければ、明日にも我々は全体主義に飲み込まれてしまうかもしれない。危機の時代の保守主義の在り方を、明日も引き続き議論する。