J-CPAC2018で初来日したミック・マルバニー米予算局長(当時)が、ケリー大統領首席補佐官の辞任にともない、同職代行に就任することが決定しました。
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【マルバニー氏、トランプ大統領の首席補佐官代行に】(産経ニュース、2018.12.15 08:59)
https://www.sankei.com/world/news/181215/wor1812150009-n1.html
【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は14日、今年いっぱいで退任するケリー大統領首席補佐官の後任としてマルバニー行政管理予算局(OMB)局長を補佐官代行に指名するとツイッターで明らかにした。トランプ政権高官によるとマルバニー氏に任期は設けられておらず、正式な補佐官は今後指名される見通し。
トランプ氏はマルバニー氏について、OMB局長として「卓越した仕事をした」と称賛し、「米国を再び偉大にする取り組みを一緒に続けられるのを楽しみにしている」とした。
政権高官は同氏が選ばれた理由について、下院議員(サウスカロライナ州選出)を務めた経験から「議会(との付き合い方)を理解している」と説明したほか、財政赤字の拡大に批判的な「財政規律派だ」と指摘し、予算をめぐる議会民主党との折衝にも適任であるとの認識を示した。
大統領首席補佐官の人事をめぐっては、当初本命視されていたペンス副大統領の首席補佐官、ニック・エアーズ氏が指名を事実上辞退。代わりにライトハイザー通商代表部(USTR)代表やムニューシン財務長官、マルバニー氏が有力候補として取り沙汰されたが、いずれも補佐官の職には「関心がない」と語っていた。マルバニー氏がなぜ一転して補佐官就任を受諾したかは明らかでない。
政権高官は、同氏を正式な補佐官でなく代行に指名するのは「大統領の意向だ」とした。
後任のOMB局長は同局高官のラッセル・ボイト氏が務める。