インドの中国研究戦略センター(CCAS)(センター長:Jayadeva Ranade氏)が公表している、中国国営放送のロンドンへの進出についての情報を翻訳・掲載いたします。
軍事力等のハード面だけではなく、プロパガンダを駆使したソフトパワーの伸張に取り組む中国政府の動きが見えます。
(引用・翻訳元 Cited & Translated from: http://ccasindia.org/newsdetails.php?nid=2891)
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【中国のプロパガンダ:ソフトパワー】
中国の国営放送局CCTVが展開する国際放送機構であるCGTNは、18ヶ月以内にロンドンを拠点とするジャーナリストを350人以上雇用することを計画している。CGTNは、2018年12月から、12人の経営陣と60人以上のジャーナリストを擁し、ロンドンからの放送を開始したいと考えている。今後18か月の間に、最大で300人以上のプロデューサーとジャーナリストが、チジックの郊外に置かれる予定の放送局に雇用されるだろう。仕事のアプローチを受けた一人によると、その給料はロンドンのジャーナリストの平均を「はるかに上回る」。主要チャンネルは英語だが、スペイン語、フランス語、アラビア語、ロシア語でも行われている24時間のニュースサービスは2016年末に開設された。それは6つの中国の国営チャンネルをリブランドしようとする試みの一環であると言われている。このネットワークの既存の地域ごとの本部は北京、ワシントンD.C.、ナイロビにある。
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【CHINA-PROPAGANDA: SOFT POWER】
The state-owned Chinese state broadcaster CGTN plans to hire more than 350 London-based journalists in less than 18 months. CGTN want to start operating out of London by December 2018, with a launch workforce of a dozen executives and more than 60 journalists. Over the next 18 months, up to 300 more producers and journalists will be hired for the station to be based in the suburb of Chiswick. According to one person approached for a role, the salaries are "well over" the average for journalists in London. The 24-hour news service – the "flagship" channel is in English, but also broadcasts in Spanish, French, Arabic, and Russian – was established at the end of 2016. It was reportedly part of an effort to rebrand six of China's state-owned channels. The network's existing regional headquarters are in Beijing, Washington, DC, and Nairobi.
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