首里城消失からの復興を祈念して、令和元年2019年11月24日(日)沖縄県において初めてとなる「JCU特別公開セミナー」が開催され、100名を超える方がご参加いただきました。神道政治連盟沖縄県本部幹事長であられる大山晋吾先生より演題「嗚呼、沖縄 その剛毅にして純朴なる県民性と敬神崇祖の風土」として、沖縄にこそ、日本の伝統文化や精神が色濃く息づいていることを様々な観点からお話しいただきました。
交流会まで残られた参加者との記念撮影(撮影:JCUスタッフ)
石垣越しに確認できた焼け落ちた首里城(撮影:JCUスタッフ)
日本人が祖となる尚王家の歴史。平安期からの大和言葉がいまなお使われている沖縄の言葉の意味。沖縄の交易による繁栄から生まれた経済力による明治維新や日章旗。愛する家族や祖国のために沖縄戦を闘った剛毅なる魂。「ユイマール(結ひ)」や「イチャリバ・チョーデー(出会えば、みな兄弟)」の相互扶助の精神に示される情愛の深さ。など、ひとつひとつのエピソードや具体的な事柄を通して、沖縄と日本が誇りを共有することで、共により発展することができるということを真摯に語られました。大山先生のご配慮で、会場には、沖縄の歴史文化を伝える宝物なども展示いただきました。日本と沖縄に対する「静かなる侵略」(Silent Invasion)としての琉球民族独立運動の工作活動が進行していると言われる中で、沖縄は日本であり、沖縄にこそ日本の大切な伝統文化があり、沖縄を知ることを通して初めて見えてくる日本の誇りを深める尊い機会となりました。
大山晋吾先生(撮影:JCUスタッフ)
一般社団法人JCU あえば直道議長より演題「アジア太平洋における沖縄、そして日本 〜乱世に備えよ〜」として、講演をおこないました。
あえば直道議長(撮影:JCUスタッフ)
米中対立の本格化に、日本も巻き込まれていくことを見据えて、大きな戦略と地球的視野に立った問題意識こそが、未来に向けての道筋を指し示すことになるという講演を行いました。米中“戦争”が行われているアジア太平洋地域の中で、沖縄が最前線となっており、沖縄が担っている使命の大きさを訴え、その上で、米国と中国のどちらにつくのか?どちらと組んだ方が得なのか?米中戦争の行く末がどうなるのか?未来を見抜かなければならないことを問いかけ、様々な情報に基づいて、アメリカが勝つ未来ビジョンを提言しました。また、大きな国際政治の潮流を踏まえて、トランプ大統領再選後の2024年までに、日本とアジア太平洋地域における保守派の連携を成し遂げていくことの重要性を共有しました。日本における草の根保守としての活動や、具体的に香港、台湾、韓国、オーストラリアなど、アジア太平洋地域において行動するAPCUの取り組みをお伝えしながら、世界史を作り上げるために努力している一般社団法人JCUについて参加者の皆様にご理解をいただき、多くの方にご支持をいただく機会となりました。
講演会場(撮影:JCUスタッフ)
会場となった浦添市P’s squareは、普天間基地を一望する嘉数台公園の近隣で、第2次大戦時に沖縄本島の防衛ラインとして激戦が行われた場所でありました。
会場横の嘉数台公園展望台からの風景(撮影:JCUスタッフ)
現代において、強まる覇権主義の脅威に対して、沖縄県が日本とアジア太平洋地域の平和と繁栄の砦となることを再認識して、日本の独立と自由を守る決意を新たにすることができました。