JCU
The Japanese Conservative Union
一般社団法人 JCU
特別対談『JCU の発足にあたって』 ― 代表理事;江口峻、専務理事;饗庭直道
JCU
特別対談『JCU の発足にあたって』 ― 代表理事;江口峻、専務理事;饗庭直道
テーマ① 「新しい時代の『保守』のあり方とは」

饗庭直道 (一般社団法人 JCU : 専務理事)
私の方から、 (JCU 設立の) 直接的な由来などを、 まずお伝えしておきたいと思います。 もともと、 アメリカに ACU (アメリカン ・ コンサーバティブ ・ ユニオン。全米保守連合) という団体がございます。 アメリカの二大政党のうち、 共和党の最大の支持母体になっている団体です。
ACU の会長を 2014 年まで務めていたアル ・ カーディナス氏から、 「Jay、 JCU というのを作ってみないか」 という話をいただいたのが、 JCU 発足の直接的なきっかけです。
JCU は、 日本における保守のあるべき姿をしっかり提示しつつ、 情報発信を行ったり、 あるいはイベントを開催したり、 さらには日本から世界に出て行けるような人材をどんどん育成したりといった事業を、 長期の構想を持ちながら日本のために展開していきたいと考えています。

江口峻 ( 一般社団法人 JCU : 代表理事 )
アメリカで歴史を持つ 「アメリカン ・ コンサーバティブ ・ ユニオン」 というものが、 日本においてどう形を変えて、 日本の独立性というものも含めて、 国際的に発信をしていくのでしょうか。 発信する前に、 日本における保守のありようというものを、 もう一回、 考えてみようというのが、 私の考えていることです。
日本の保守の流れというものを、 もう一度見直して、 そして江戸時代や幕藩体制における保守とは違った、 対外的に国際的に日本がきちんとした独立国家であるための思想であり考え方を持ち、 そして国際情勢を俯瞰した国家づくりを行っていくことが、 戦後の保守であるべきであると思います。

饗庭
ようは、 日本としてのアイデンティティというものをしっかりと保つ。 国民国家の考え方をカチッとベースとした上で、 しかし、 決して保守の考え方も訓詁学ではないので、 時代の流れに応じて、 日本の立ち位置をどう主張し、 そして国際的にも貢献をしていけるか。 これを問う姿勢こそが、 これからの新しい時代の保守ではないかということですね。

江口
そうです。 要するに、 時代が変わるということは、 世界情勢が変わるということです。 また日本も、 小さくなったこの地球の一員なんですね。 国際社会の状況が変わったとはいえ、 我々 (日本) には主導していける力とがまだまだない。 そうした中で、 ではどうするかと。

饗庭
日本という国は数千年も続いている、世界の中でも稀な、もっと PR しなければいけない価値ある国です。 アメリカがますます世界から引いていく流れにあるならば、日本という国が責任感をもって、 アジアに対していい意味での影響力を発揮していかなければいけない状況でしょう。
テーマ② 「アメリカとはどう付き合うべきか」

饗庭
「JCU とは何なの?」 と言われた場合に、 大きくユニークな点を挙げるとすれば、 それはアメリカという国との付き合い方について、 確固とした考え方を持っており、 そしてパイプがあるということが、 大きいのではないかと思います。

江口
大きいですね。 決して、 アメリカと非同盟関係になるべきではないと、 私は思います。 今の同盟関係は明確にきっちりと維持していく、 しかしそれはやはり、対等の関係でなければならないということです。

饗庭
自由と繁栄を世界に広げていくためのパートナーという意味でのことですね。
アメリカにおける保守、 しかもその保守の考え方をずっと続けている共和党とその支持母体が、 私たちといい意味でのパートナーシップを組めるということであれば、 いろいろと相互交流して、 彼らが持っている保守の価値観とこれからの日本に必要な保守の価値観とについて、 学べるところは学び、 取り入れていけるところは取り入れていけたならば、 非常にこれからの日本にとっても有益だと思っています。
2015 年 東京都内にて